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馬券なら複勝、ワイド、3連複

馬券の売り上げは回復してきました

投稿日時:2023/06/05(月) 08:53

 36年間の中央競馬会の馬券の売り上げの推移です。

▲36年間の馬券の売り上げ推移(図は省略)

日本中央競馬会(JRA)の馬券(勝馬投票券)については、「単勝式」、「複勝式」、「枠連」の3種類だけしか発売されていない時期がありました。馬券の購入は200円からでした。
それでも、年間の馬券の売り上げは増え続けていました。1991年に、「枠連」より高額な払戻金が期待できる「馬連」という馬券が発売されるようになると、さらに馬券は売れることになり、1997年には年間4兆円以上の売り上げがあったのです。
 しかし、その1997年をピークにして、10年間も馬券の売り上げが減り続けることになったのです。

 1999年から「ワイド」、2002年から「馬単」と「3連複」、2004年から「3連単」というように次々と新しい馬券が発売されていたのですが、減少する馬券に歯止めがかかりませんでした。

 ところが、新しい馬券の導入でも増えなかった馬券がその後回復しているのです。

「馬連」の導入は馬券の売り上げ増加に貢献しましたが、その後の新馬券導入には効果がなかったのはなぜでしょうか。
 「3連単」という馬券は、非常に高額の配当が期待できるので人気の馬券になっていますが、100円からでも競馬が楽しめることから、逆に一人当たりの購入金額が少なくなったようで、馬券の購入総額の増加にはなっていないのかもしれません。
  また、それほど大きな配当でなければ、当たった人は次のレースに馬券を買ってくれるかもしれないのですが、大きな配当があると競馬には使わないで他の目的に利用されてしまうかもしれません。

 実はシェアの大きな馬券が売れはじめたのではなく、あまり売れていなかった馬券が少しずつ売れてきたのです。
前に紹介したように2008年から行われた払戻金を増やすというサービスが良かったのでしょう。
 通常の払戻金に多少の「おまけ」を上乗せする作戦はその後もさまざまな形で行われるようになりました。
 また2014年からは払戻率も変更するなどの効果で、最近は少しずつ売り上げは回復したのだと思います。
 このグラフには加算されていませんがWIN5の売り上げも多額でしょうし新型コロナ
の影響も少なく順調に売り上げは回復しています。


 
 

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