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払戻金計算方法の変更(1)
投稿日時:2023/05/29(月) 05:49
本書ではこれから回収率について調べることが多くなりますが、この回収率は勝馬の払戻金の平均値がもとになっれいます。
払戻金は100円のような小さいものから10,000円を超える大きな数値までいろいろあります。
世の中には、このような幅のあるものを機械的に合計し平均を求ているものが多いようですが、本書ではそのような非常識なことは行いません。
なるべく同じ条件で分類し払戻金に大きなばらつきがないような状態で分析するようにしています。
ところで、この払戻金の計算方法は36年間同じではないのです。
そうすると回収率の分析に影響があるのではと心配するひとがいるかもしれません。
次に計算方法の変化について説明します。
払戻金の計算方法の大幅な変更は2014年6月1日からですが、それまでに少しずつ変更されています。
(1)払戻率約75%(~1991年9月)
馬連発売前の単勝、複勝、枠連の3種類だけ発売されていた時期です。 以前のJRAのホームページには次のような説明がありました。
「馬券は、その売上額のうち約25%を引いた残り75%が払戻金として的中した人に配分されます。この差し引かれる約25%を控除率といいます。
控除率は、的中率が高ければ(本命サイドで決まれば)低くなり、的中率が低ければ(人気薄で決まれば)高くなるため、「約25%の控除率」というのはこれらを平均したものとなります。
なお、控除されたうち10%が国庫に納付され、残りの15%がJRAの収入となって競走の賞金や運営などの費用にあてられます。
このように本命サイドで決まるか大穴になるかによって若干ですが払戻率が変わってくるので「約」という表現になっていたのです。
払戻金の具体的な計算方法も数式などで説明されていましたが、ここでは省略します。
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