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　競馬に関するデータ分析が多くなってきましたが、一般的にはデータが少ない状態での分析になっていると思います。　例えば特定レースの過去１０年間の分析というのはたった１０回のデータだけです。

　本書では、1986年1月から2021年12月末までの36年間に行われた123,354レース、競走馬出走頭数延べ1,639,817について分析しました。

　　このように大量のデータがあると、後で紹介するように勝馬を当てる馬券の支持率と勝率がほとんど同じという興味ある結果が見つかることもあります。

日本中央競馬会（ＪＲＡ）から発売されている馬券は、次の８種類です。

（１）１頭だけ選ぶもの・・・ 「単勝」、「複勝」
（２）２頭だけ選ぶもの・・・「枠連」、「馬連」、「ワイド」、「馬単」
（３）３頭を選ぶもの・・・「３連複」、「３連単」

　これらの馬券の回収率を調べてみると、大穴を期待するのでなければ、１頭では「複勝」、２頭では「ワイド」、３頭では「３連複」がよいことがわかりましたので紹介します。