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半径2m以内の弱視の世界 2023/5

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手術室で緊急事態

 written by 高橋 正視 投稿日時:2023/05/31(水) 09:21


 ようやく4日目に検査となりましたがストレッチャーで運ばれたのは手術室。
部屋に入る前にテレビドラマなどでよく見かける「手術中」の表示のようなものが見えた気がしました。
「検査だと思ったのに手術なの?」と不安になりましたが、もうどうすることができない状態ですね。
部屋に入ったらあの手術室にある大きな証明が目の上に。
後からわかったのですが脚のつけねあたりからカテーテルというものを入れて心臓のチェックをはじめたようです。
麻酔されていますが手術室内の雰囲気はよくわかります。とにかく早く終わって欲しいなと考えていました。
しばらくして検査が止まったような気がして終わったのかと思いましたが手術室内が何かおかしな雰囲気に。
医者の「〇〇先生はいるか?」という電話の声。
いないということだったのでしょう「誰でも良いから医者をすぐに手術室によこしてくれ」という緊迫した声が続いた。
いったい何がおきたのでしょう。私の身体に。

数式を見ていると眠くなる?

 written by 高橋 正視 投稿日時:2023/05/30(火) 06:16


 英文のプリントにはテストの点数のようなスコアの算出式が載っていてその根拠となるモデルの数式の紹介があったのです。
結果だけ紹介されても私にはどうしてその算出式になるのかわからないので時間があるときに自分で計算しようと思ったのです。
最大値を求めるのだから微分をすればよいわけだしその式は分数関数で分母や分子に指数関数があるので計算は複雑ですが高校の数学の知識で計算できるはず。
高校の数学教員をやめて15年以上たっているので長い間微分の計算はしていないけれど今でもできるのではないかなと。
計算を始めたらなんと答えが一致しない。
どこで計算を間違えたのか探しましたがすぐにはわからないのでもう一度計算のやりなおし。

2回目の計算結果は1回目と違っていましたがやはり正解ではなかった。
こんなことは昔はなかったのにと思いながら数式を眺めていたら眠くなりました。
数学が苦手な友達や教え子が「数式を見ていると眠くなる」とよく言っていましたが初めてその気持ちがわかるようになりました。
私はベッドの上ですぐに寝られる体制で計算していたこともありましたが。
一眠りして3度目の計算をしましたが今度は無事プリントの式と一致。
安心したのでまた眠くなりねていました。

入院しても何の診察もなし

 written by 高橋 正視 投稿日時:2023/05/29(月) 08:32


 家の近くの総合病院に入院したわけですが何の説明のないままの4日間の検査入院でした。
初日は入院したばかりで診察はなくても仕方ないですが2日目も朝に尋ねたら診察はないが夕方に看護師からの連絡があるという。
暇なので家にプリントと筆記用具を取りに戻りました。
そのプリントは英語の論文で当時は日本ではあまり研究されていないテスト理論のものでした。
入学試験など人間による祭典はいい加減であるのでッコンピュータによる採点のほうが良いのではという理論です。
2日目の連絡は明日夕方に床屋が来て下の毛をそりに来るので現金を用意しておいて欲しいということだけ。
3日目も診察は無く2日間論文を読みましたので後日「項目反応理論~新しい絶対評価~」という本を書けるようになりました。
今までも一人で旅行中のホテルや旅館でのんびりしているときに良いアイデアが生まれてくることが多かったのですが、まさか病院の入院中にも何かのヒントが得られるとは。
でももう入院はしたくないです。
 

心臓が4秒間止まっていたらしい

 written by 高橋 正視 投稿日時:2023/05/29(月) 00:57


 走っているうちに目が見えなくなっても眼科には受診しませんでした。
当時は緑内障の知識はありませんでしたが農家心臓に問題があるのではと考えてそれぞれの検査を受けました。
脳には異常がありませんでしたが心臓に欠陥があったのです。
24時間心電図で1日の通常の生活における心臓の状態をチェックしましたが寝ているときに4秒間心臓が止まっていたとのこと。
医者はペースメーカーを入れる基準なのでそのようにしたいと。
初めて診察してもらった医者にそういわれてもお願いしますとはいえないですよね。
私は別の検査はないのですかと質問。
医者は通常字の心電図に問題がなければ運動をしてからの検査の予定だったようですがそれはもう意味がないと。
しばらく考えてから「それでは入院してもらって検査を行いましょう」と。
何の検査かの説明はなかったのですがそうすることにしました。
でも、それが大変なことに。
 

景色が消えたのは?

 written by 高橋 正視 投稿日時:2023/05/24(水) 23:28

 1999年の10月だったと思いますが、猪苗代のハーフマラソンのときに目の異変がありました。
仕事が忙しくて十分な練習はしていなかったですが、私はいつもそんな状態で大会に出ていました。
徹夜明けでレースを走ったこともありましたね。5キロでしたが。
私はどちらかというと気分転換のために地方のレースに出かけているのです。

猪苗代の大会も過去に2回はしっていたのではないかな。走りやすくてよいコースです。
その日は前半から飛ばしていたようです。
記録更新ができそうと思いながら折り返したところ後続にどんどん抜かれるようになってきました。
 特に疲れは感じてはいなかったのですが、まあ無理をせずにゴールを目指そうと気持ちを切り替えていました。
そうして走っていたら、しばらくして目の前が何も見えなくなりました。
走っていて目の前の景色がみえなくなるなんて驚きますね。
疲れて目をつぶっただけなら目をあければよいですが、そうではなかったです。
もちろん初めての経験なのでどうすればよいのかわからなかったです。
急に止まったり左右に動いては後ろから来るランナーに迷惑がかかると思ったので、そのままゆっくりと走ることにしました。
折り返しはしたので、左が湖、右は交通規制のない車道ということはわかっています。はなじゃ走ってみた。
まっすぐのコースのところではなかったので、どちらかに行き過ぎては危険だと思いましたが、幸いに道路の真ん中を走っていたので、うしろからのランナーが左右から抜いていく気配でやや右にまがっているなと感じがら走っていました。
しばらくして、ようやく景色が見え始めました。
実際の時間は短いと思いますが、とても長く感じましたね。
その後は吐きそうな気持ちで悪い状態になりましたが最後まで歩かずに完走しました。

次のレースは11月の筑波マラソン。
フルマラソンで中間点までは順調でしたが25キロくらいでまた走っているときに景色が消えました。
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