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馬券なら複勝、ワイド、3連複 2023/5/31

払戻金計算方法の変更(3)~(6)

 written by 高橋 正視 投稿日時:2023/05/31(水) 06:07


(3)払戻率約75%+上乗せ5%(2005年1月~2014年6月1日)

 2005年から特別給付金が廃止されて5%の上乗せが発表になったことから払戻率が80%になったと思う人が多くなったのかもしれません。この年から単勝と複勝のシェアが増え続けることになります。

(4)JRAプレミアム5%(2008年~随時)

 2008年からは特定のレースについて払戻金を増やすというサービスを行うという発表をしました。それが、「JRAプレミアム」と「JRAプラス10」です。

 「JRAプラス10」は本来は100円という払戻金のときに110円にするものであり、とくに複勝式の場合に有効に適用されます。

 「JRAプレミアム」は次のようなものでした。現在でも特定のレースに適用されています。

1.「JRAプレミアム」について
下記の対象競走について、通常の払戻金に売上げの5%相当額を上乗せして払い戻します。
(1) 平成20年度の対象競走(計14競走)
・ 1月5日 : 中山金杯(GIII)、京都金杯(GIII) 
・ 6月1日 : 日本ダービー(JpnI) 
・ 12月28日 : 有馬記念(GI)を含む有馬記念当日の中山・阪神・中京競馬のすべての特別競走(計11競走)
(2) 平成20年度の対象投票法 
  上記対象競走についてすべての
投票法(賭式)が対象となります。 


 このように最初の年は14競走だけで行われました。次年度以降は別の機会に紹介します。
  JRAプレミアムの払戻金の計算についても発表されていませんが特別給付金と同じだと思います。つまり、次のような説明がよさそうです。

「払戻率約75%+上乗せ5%+特別給付金5%




(5)払戻率80%(2014年6月1日~)

これが現在の計算方法でやっと単勝と複勝が80%となったわけです。

 勝馬投票の的中者に対する払戻金は、次の算式によって算出した払戻対象総額を、当該勝馬に対する各勝馬投票券の券面金額に按分したものです。
払戻対象総額を求める計算式
(W+D/P)×R 【+A/P】    ※【 】内は、WIN5の場合のみ
W:当該勝馬に対する勝馬投票券の総券面金額
D:出走した馬であって勝馬以外のものに対する勝馬投票券の総券面金額
P:勝馬の数
R:JRAが投票法ごとに定めた率  ※下表をご参照ください
A:WIN5においてキャリーオーバーが発生している場合の金額






    

 (6)JRAスーパープレミアム
 念当日など)

2017年12月23日の有馬記念当日に行われる全レースについて単勝式から3連単までの全すべての馬券の払戻率が80%に設定されました。
これからも有馬記念当日は期待できそうです。
 

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